今年の夏の計画はすでに決まっているだろうか。PRIZMAが全国の老若男女を対象にした「2025年夏のお出かけに関する調査」をし、その結果を公開している。
それによると、今年の夏(7月~9月)に出かけたり旅行したりする予定があるかの問いに、「予定がある」と回答した人は、若い人ほど多く、逆に予定がない人は、50代60代が半数を超えていた。

夏のお出かけや旅行の目的を問うと、若い世帯は地域の観光のほか帰省やレジャーの割合が高く、逆にシニア世代は、地域の観光とともにリフレッシュ・気分転換が目的の人が大半を占めている。

では、誰と行くのかの質問に、20代は「ひとり」「恋人・パートナー」「友人」の比率がほぼ同等であるほか、30代40代は「子供を含む家族」や「ひとり」「恋人・パートナー」が多く、シニア世代は「恋人・パートナー」が中心となっている。こうしてみると、子育て世代の中心層は40代のようだ。

そして、今年の夏に行きたい場所を問うたところ、若い世代は関東が最も多く、これはレジャーやテーマパーク人気によるものと推測される。全体的には九州や沖縄へ行く人は一定数いるが、ミドル・シニア世代は北海道や東北といった涼しい地域へ行く傾向がある。ただ、大阪万博の影響かシニア世代は近畿が関東よりも高いのが特徴といえる。

移動手段としては、10代以外は自家用車がもっとも高く、次いで電車、飛行機と続く。クルマで行ける範囲であれば、地域の観光もしやすく、もっとも高くなるのもうなづける。

このように、夏に出かけたり旅行したりする人たちは多く、世代によって行きたい地域や目的にバラツキが見られ、それぞれが思い思いの夏を楽しみたいということが、データからも見て取れる。観光・レジャー業界や交通、エンタメ業界など、こうした夏の動向を踏まえ、ターゲットにマッチしたプロモーション活動を計画したい。
出典:PRIZMA「2025年夏のお出かけに関する調査」より