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2025.06.04 20:00

デジタルの力で顧客への提供価値を最大化する──アサインのデジタル戦略とは

独自の転職支援スタイルで、20代~30代のビジネスパーソンを中心に急速に知名度を上げる株式会社アサイン。

求人の提案に留まらず、中長期のキャリアプランを提案し、転職後も伴走するそのスタイルが、キャリアに漠然とした不安を感じる若手人材に受け入れられている。

その成長の背景には求職者と向き合うエージェントの力はもちろん、テクノロジーの力もあるという。今回は、テクノロジー活用で顧客への高い価値提供を支える「デジタル戦略室」について、キーマン2名に話を聞いた。


業務効率化の同義語として語られがちなDX推進だが、AIなどのテクノロジーを大胆に導入しているアサインは、少々違うようだ。目指すは顧客支援の品質向上であり、求職者一人ひとりのためにテクノロジーを活用する。

今回はアサイン デジタル戦略室の松浪玄朗(以下、松浪)と白石朋輝(以下、白石)に、デジタルの力をどのように顧客支援に生かしているのか聞いていく。

業務効率化を超えて、価値を生むテクノロジー活用を

「『点』ではなく『線』で質の高いキャリア支援を提供するために、テクノロジーの活用は必要不可欠だと考えています。創業間もないタイミングから、なぜ我々があらゆる社内システムをパッケージシステムの導入ではなくスクラッチでの開発にこだわるのか。それは、顧客価値を最大化するためという言葉に尽きます。

多くの企業が業務効率化を目的としたテクノロジー活用を推進するケースが多いですが、アサインの場合は目的が異なります。若手からのキャリア形成をサポートするための手段の一つとして捉えています」

そう語るのは、デジタル戦略室で顧客管理システムを開発する白石だ。九州大学卒業後、大手総合印刷会社で新規事業の立ち上げに携わり、プロジェクトマネジメントなどの経験を積んだのちにアサインへの参画を決めた。

まったく異なるフィールドからアサインに入社を決めた理由を聞くと、直接求職者と接点を持たないセクションにおいても、顧客志向が根付いていることが垣間見えた。 

「キャリアを創っていくということは簡単なことではありません。今までのように、新卒で入社した企業に在籍していれば、30代・40代までのキャリアがある程度保証される時代ではなく、現代では自律的にキャリアを選択することが求められます。特に20代はキャリアの方向性が決まる大切なタイミングでもあり、そのときにどのようにキャリアに向き合うかが非常に重要です。

だからこそこの事業には意味があると思いましたし、多くの人に質の高いキャリア支援を提供したいと考えたことが参画を決めた理由です」(白石)

白石朋輝 アサイン デジタル戦略室
白石朋輝 アサイン デジタル戦略室

一方松浪は、慶応義塾大学卒業後、DXソリューション企業にてECサービスのコンサルティング、検索テクノロジーを活用した収益改善プロジェクトに携わってきた。その後、新たな成長ステージを求めてアサインに参画。

現在は、白石同様にデジタル戦略室で、顧客管理システムやマーケティングの基幹システムの開発などに取り組む。

「テクノロジーの活用によって業務が効率化された分、求職者に向き合う時間を多く設けられるということは価値があります。しかしそれだけではなく、新しい価値を生み出していくフェーズに入ってきていると感じています。

アサインでは足元の転職だけではなく、長期的なキャリア形成のサポートを大切にしていて、それを実現するためにエージェントが求職者一人ひとりに“キャリアプランシート”を作成して渡しています。

これは求職者のキャリアプランを考える際のファーストステップでもあり、重要なことは、将来像を明確にするということです。将来像なしに転職の意思決定をするのは目的地なく旅に出るようなものであり、キャリアにおいては後戻りできないリスクを伴うこともあります。

AIにより求人の洗い出しやロールモデルの情報収集は飛躍的に効率化し、精度も向上しました。しかし、転職活動の最初のステップとなる将来像の明確化は依然として難しく、多くの人にとっては専門的なサポートが不可欠です。

だからこそ、膨大なデータからキャリアに必要な情報の抽出はテクノロジーに任せ、一方で将来像の検討のような非常にパーソナルな意思決定は人が担う。この両方の掛け合わせが、求職者に向き合う時間を生み出すこと以上に最も高い価値を生むと考えています」(松浪)

松浪玄朗 アサイン デジタル戦略室
松浪玄朗 アサイン デジタル戦略室

テクノロジー活用は「求職者を知ること」から始まる

二人のキャリアはテクノロジーを軸に築き上げられている。その一方で、テクノロジーに偏重するのではなく、ビジョン実現のためにはさまざまなアプローチが必要であると事業をバランス感覚よく捉えている。 

「転職活動において、まず多くの方が難しさを感じるのが、求人を選択することだと思います。膨大な求人の中から経験職種や希望職種、年収や勤務地などの条件をフィルタリングして自ら求人を探すこともあれば、エージェントと面談を実施し、求人票を受け取ってその中から選択していくケースもあります。

求人を見て市場観を掴むことは転職活動において大切なステップである一方、顕在化している希望や言語化できている考えのみをベースに応募する求人を選択していくことは、キャリアにとって必ずしも最適な選択に紐づかないという難しさもあります。

だからこそアサインでは、求職者と複数回の面談をおこなう中で、その人自身も気が付いていない価値観や強みを見つけ、将来像に紐づく求人を厳選して提案することが大切だと考えています。

とはいえ、数千件以上の求人すべてをエージェント一人ひとりが詳細に把握するのは現実的ではありません。本当に提案すべき求人を精度高く、もれなく提案するために、求人情報と過去支援実績を組み合わせた自社データ基盤を開発しています。求職者の情報を入力するだけで、最適な求人を自動的にピックアップできるのです。

何十社から百数十社と膨大な求人を求職者に提示する人材紹介企業も多いですが、アサインでは厳選した6~8つの求人を提案しています」(白石)」

現職と並行して転職活動を行う求職者が多い中、戦略のない応募を重ねることが、必ずしも求職者のためになるとは限らない。

またシステムに頼り切るのではなく、エージェント一人ひとりが各業界や各企業の動向、求人詳細までを理解を深めるために努力を惜しまず、学び続けることが大切だと白石は続ける。

「アサインが提供するサービス価値の中心は、エージェントにあります。どれだけ優れたシステムを備えて、希少性の高い求人を保有していたとしても、一人ひとりの求職者に合った提案でなければ意味がありません。

適切な提案ができるかどうかは求職者を正しく理解することが出発点となるため、テクノロジーがどれほど進化しても、実力あるエージェントの存在は今後も求められ続けるでしょう」

人とテクノロジーの力で長期的な支援を

最後に、デジタル戦略室の二人が思い描くアサインの将来像について聞いてみた。

「誰もが個性や可能性を発揮し、思い描くキャリアを実現している人を増やしたいです。一見冷たく聞こえるかもしれませんが、キャリアを叶えられるか否かは結局は本人次第です。ただし、将来像を描くことや、実現に向けたキャリアプランをつくることができずに、前に進めない方も多いと感じています。そこに一つ大きな壁があります。

だからこそ、そのスタートを人とテクノロジーで力強くサポートしたいと思っています」(松浪) 

キャリアを作り上げていくためには、足元の転職活動だけではなく中長期的な視点で支援を提供していくことが大切だと白石は言う。

「1回1回の断続的な支援では、アサインが掲げるキャリア形成のサポートは叶いません。求職者の状況に合わせて、転職後もキャリア面談をおこなったり、必要な機会の提供が大切になります。そのために長期的にデータを蓄積し、キャリアのフェーズに合わせてさまざまな提案をタイムリーに行っていく。よりテクノロジーの活用は大切になりますし、そこに挑戦していきたいです」

アサイン
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まつなみ・はるあき◎慶應義塾大学卒業後、DXソリューション企業にてECサービスのコンサルティング、検索テクノロジーを活用した収益改善プロジェクトに携わる。その後、事業企画としてアサインに参画。業務自動化を中心とするシステム開発をリード。 

しらいし・ともき◎九州大学卒業後、総合印刷会社でシステム開発・保守運用、Webサービスのクラウド移行プロジェクトを経験。自身がオーナーシップをもって貢献できることに魅力を感じアサインに参画。デジタル戦略室にてIT企画を担当し、社内課題解決と事業の創出・拡大をエンジニアとしてリード。


Promoted by アサイン / text by Ryoichi Shimizu / photographs by Takao Ota / edited by Akio Takashiro