キャリア

2025.05.19 15:00

資金ゼロでも起業を実現するための「貧者の戦略」

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あなたは起業をしたいが、ベンチャーキャピタルや個人投資家からの支援もなければ、莫大な貯蓄もない。

いいだろう、あなたには必要ない。リソースが少ないからこそ、臨機応変に対応しなければならないことも多い。少なくとも事業を始める段階では、事業の成長に投資する資金がなくても、事業を始める方法がたくさんあることをご存知だろうか? フルタイム会社員として働いた後、フリーランスビジネスを立ち上げることで、企業文化に縛られることなく、自分の情熱を追求し、スキルを探求し、専門知識に対してより多くの報酬を得ることができる。

そこで本稿では、起業資金がなくとも、ビジネスを立ち上げたり、フリーランスとしてのキャリアをスタートさせるためのヒントをいくつか紹介しよう。

1. 他人のプラットフォームを利用する

比較的早くトラクションを獲得し、多くの人に認知してもらうためには、インフルエンサーや第一人者、中小企業と提携することで、広告費をかけずに彼らのオーディエンスを効果的に「借りる」ことができる。

2. 既成のオンライン・プラットフォームに身を置く

自分のウェブサイト(安価なツールで作成したものでも可)にお金を払う準備がまだできていないのなら、潜在的な顧客がすでにサービスを探しているような既成のフリーランス向けプラットフォームでプロフィールを作成してみよう。フリーランスのマーケットプレイス(UpworkやFiverrなど)や、LinkedIn、Etsy(オンラインストアの開設にはわずかな登録料がかかる)、Gumroadなどのツールの活用が考えられる。

3. 商品を作る前にサービスから始める

ほとんどの製品は、収益を上げる前に在庫を持つ必要があり、その結果資金不足に陥るなど、リスクが大きくなる。商品を作る代わりに、同じニッチな分野や市場をターゲットにしたサービスを提供することから始めよう。Canvaのようなツールを使って安価に作成することが可能な、印刷物、プランナー、テンプレート、ガイド、キット、ジャーナルなどのデジタル製品の提供から始めてみるのも良いだろう。

低コストのデジタルのサービスや製品に集中することで、初期の経費を削減し、ビジネスをすぐに始めることができる。それにより、迅速に顧客からの支持を得て、製品開発にコミットする前に水面下でビジネスのテストを行うことができる。

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翻訳=江津拓哉

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