働き方

2025.05.19 17:00

オフィス出社でパフォーマンスや幸福感が向上、その大きなメリット4つ

Goodboy Picture Company / Getty Images

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多くの企業やリーダーがオフィス回帰を主張する一方で、出社の価値についての議論も続いている。柔軟に働けることには大きな利点があることは間違いない。また、オフィスという場所が持つ力やオフィスを設ける理由について説得力のある研究もある。

最高の仕事ができる場所と、チームや組織のニーズをくみながら従業員のウェルビーイングに役立つものについては議論する価値がある。

かなりの数の仕事が今後もオフィスとリモートの両方で行われ、この傾向は将来も続く可能性が高い。だが、それでもオフィスには役割が残っており、人と組織の両方がオフィスに戻る正当な理由もある。

場所が持つ力とオフィスが必要な理由

人々がオフィスに戻ったり、いつどこでリモートワークをするか選択したりする中で、場所が持つ力に関する興味深い研究がある。以下、「集う」ことで得られる4つのメリットを紹介する。

1. 親交を深められる

世界の多くの人が孤独を感じており、もっとつながりを感じることを望んでいる。アメリカ生活調査センター(Survey Center on American Life)の調査によると、集まって人とつながる場所があることは、友人づくりと高い相関関係があるという。調査では、コーヒーショップやレストラン、公園、コミュニティセンターなどが地域にある場合、34%の人が多くの友達がいると答え、集う場所がない場合は友達が多いと答えた人は12%にとどまった。一方、集う場所がない場合、43%の人が親しい友人がいないと回答し、これに対して集う場所がある場合、親しい友人がいないと回答した人は25%だった。

オフィスも友情を育んだりコミュニティの構築に貢献している。これは部分的にオフィスが集いの場となっているからだ。会議室やプロジェクト室では協働する機会が得られる。また、複数のチームがコラボなどを行う場所や作業ができるカフェは多くのつながりをもたらす。

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翻訳=溝口慈子

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